法人契約で人気の変額保険とは

変額保険

ここでは、法人契約で効果を出すための変額保険の活用方法について、詳しく解説していきます。
メンバー専用記事では、法人契約における変額保険の有効な活用方法について、さらに詳しく解説しています

法人契約で有利な変額保険(定期型)とは

変額保険(へんがくほけん)とは生命保険の中に運用の部分に、株式や債券などの金融商品や投資信託の仕組みを取り入れ、死亡保険金額や解約返戻金/満期保険金の額が運用に応じて変動する投資型の生命保険商品をいいます。そのため、通常の生命保険に比べると、投資性の高い保険であることが特徴です。

変額保険はだんだんと契約件数を伸ばし続けており、そのため変額保険を取り扱う生命保険会社は年々増え続けているという人気の保険商品となってきています。そのため、変額保険の提案を受けたり、導入を検討されたりするケーズも多くなっていますので、保険の仕組みを正しく知っておきましょう。

変額保険を大きく分けると、一生保障が続く「終身型」と、保険期間が一定の「定期型」があります。その中で、法人契約で一般的に使われる方が「定期型」になります

いずれのタイプも、死亡保険金として受け取れる金額は「死亡保険金の最低保証額に運用実績をプラスした金額」です

変額保険を考えるときは、生命保険としての機能(保障)と、投資信託としての機能(資産形成)の2つに分けて考えると理解しやすいかもしれません。

法人契約の変額保険(定期型)の経理処理について

2019年の税制改正によって、下記の表のように経理処理が行われることが決まりました。

保険の最高返戻率の高さによって法人が払う保険料の経理処理方法が決まります

  • ・解約返戻率のピークが50%以下であれば、保険料は全額損金
  • 解約返戻率のピークが50%超で70%以下であれば、保険料は60%損金(現実的)
  • 解約返戻率のピークが70%超で85%以下であれば、保険料は40%損金(現実的)
  • ・解約返戻率のピークが85%超であれば、保険料はほとんどが資産計上となります

変額保険の経理処理

変額保険の場合は、保険の契約期間などを決めて設計書を作成して、その設計書に載っている運用部分の想定利回りが3%のところのピークの解約返戻率で経理処理方法が決まります

そのため、保険料が60%損金計上パターンや、保険料が40%損金計上パターンでも、未来の運用次第では現金での解約返戻率が100%を超える場合もあります

定期保険と変額保険の違いとは?

定期保険とは、保険契約時に定めた保険金額が一定である生命保険です。保障保険金額だけでなく、解約返戻金も契約当初から決まっていて、将来に保険をどうするのか計画が立てやすい商品です。

変額保険とは、死亡保険金は保険契約時に保険金額が最低保証されていますが、解約返戻金は運用投資先の成績によって変動する保険です。運用実績によっては保険金額や解約返戻金が増加するケースがありますが、逆に減少することもあります。

変額保険の死亡保障額と解約返戻金について

変額保険の仕組み

保険で最低保証されている金額よりも運用実績がプラスなら、より多くの死亡保険金や解約返戻金が期待できる仕組みになっていて、たとえ運用実績がマイナスであっても、死亡保険金額は、最低保証(基本保険金)の金額が確保されているのが特徴です。

それでは具体例を見てみましょう。基本保険金額10,000万円の変額保険は、死亡保険金が11,000万円に増えていたなら、死亡保険金として11,000万円を受け取ることができますし、運用実績がマイナスの9,000万円になってしまっても、死亡保険金として基本保険金額の10,000万円は最低保証されています。

変額保険での注意点は、死亡保障額には最低保証がありますが、解約返戻金と満期保険金には最低保証がないことです

変額保険(定期型)は、満期保険金にも解約返戻金にも最低保証はないため、保険を終える時に手にするお金が増えることもあれば減ることもあります。未来の運用実績が良かった場合には、保険の満期時に運用益(積立金)が戻ってきます。

変額保険の運用と運用先

運用対象は保険会社によって、いくつか用意されている特別勘定の商品から選べるようになっています。

株式型・日本成長株式型・世界コア株式型・世界株式型・債券型・世界債券型・総合型・短期金融市場型など、どの保険会社も同じようなカテゴリーの運用商品を持っています。

運用先の選択は、運用対象商品を自由に組み合わせて選ぶことができます。そして保険料払込期間中であれば、繰入先や繰入比率は自由に変更できます(保険会社によってその自由度や制限が違います)。

繰入先の一例:世界株式型特別勘定

変額保険の運用先は、下記のようにいくつかの中から選べます。

主な変額保険の運用先
主な変額保険の運用先の選択リスト

その中から、一番人気があって成績が安定している「世界株式型」を紹介します。

1.資産の運用に係る目的および基本的性格

日本を含む世界各国の株式に分散投資を行い、積極的な資産の増大を目指します。

中長期的な視点から銘柄を選定し、株式の値上がり益の獲得を目指します。なお、現地通貨で投資を行うため、世界の株式市場および外国為替市場の変動が収益に影響を与えます。

世界株式型特別勘定の投資銘柄(変額保険)

世界株式型特別勘定の投資銘柄(変額保険)

2.運用体制および運用制限、運用対象、資産の運用に係る運用方針

Mインベストメント・マネジメント株式会社の運用助言に基づき、組入銘柄の選定を行います。

世界株式型では、有力な無形資産(ブランド)を保有する企業に注目し、更にファンダメンタルズ分析を行うことにより世界各国の株式に分散投資を行い、中長期的にMSCIワールド・インデックス(配当込・円ベース)を上まわる運用成果の獲得を目指します。

なお、原則として為替ヘッジは行いませんので、外国為替市場の変動の影響を受けるポートフォリオになっております。

3.運用成績の実績

世界株式型特別勘定(変額保険)

運用成績は、過去にリーマンショックやコロナによる緊急事態宣言など、様々な問題が起こっても、運用成績はグラフのように安定して伸びています。(2021年1月現在)

特別勘定の運用成績(変額保険の世界株式型)
2021年現在までの世界株式型の運用成績ですが、下記のように驚異的です

  • 直近10年間の年換算の運用成績が14.67%
  • 世界株式型を始めて以来の年換算の運用成績が11.38%

保険の提案書上では、最大でも6%で運用できた場合の試算結果しか出せませんが、これまで出してきた運用結果のように未来も上手に運用できた場合には、想像を超える解約返戻率になることがあります

変額保険のメリットとデメリット

変額保険は、死亡保険金に最低限の保証があり、そして運用部分の実績に応じて死亡保険金・解約返戻金・満期保険金などの受け取り金額が上下に変動します(通常は上にですが…)。

もし運用実績がよければ、契約当初に期待していた以上の保険金や解約返戻金を受け取れることがメリットです

変額保険は資産部分を運用する仕組みになっているため、資産運用関係費などのコストがかかります。またそのコストは保険ではない他の金融商品より運用効率が悪くなることがあります。ただの運用の金融商品には生命保険のような複雑な仕組みが要らないので無駄なコストがかからないためです。

変額保険のメリットには、一般的な定期保険と比べると保険料が安いことが挙げられます。その理由の一つは、変額保険ではない一般的な生命保険は、保険会社自身での運用がでうまくいかない場合があったとしても、赤字にならないように保険商品を開発設計しているため、様々な経費率が当初から高く設定されていて、それらの高い費用が最初から保険料に乗っているからです。

変額保険は運用先を選んで債券や株式などで運用できることで、リスクを取りながら高い運用益を狙っていけるためです。そして実は、変額保険を利用することで将来のインフレリスクに対しても備えることができます

将来のインフレリスクとは

世界各国の先進国の中央銀行は、物価安定の目標を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、その目標に向かって経済の舵を取っています。つまり、普通に考えれば、各国は物価は毎年2%ずつ上がるようにしています。ということは、今年100万円の商品は、来年は102万円になり、10年後には約122万円になるということです。つまり貨幣を2%以上で増やせなければ、お金が目減りしているとも考えられるのです。

物価が上がっても保有する現金資産額が変わらなければ、持っているお金の価値は下がってしまったという事になります。変額保険の株式型で運用していれば、株式投資は物価上昇とともに株価上昇していきやすいので、物価が上がっていくインフレのリスクに強いということができます

もちろんデメリットとしては、運用が上手くいかずに保険金額や解約返戻金が減少することです。しかし、過去の運用実績をみると、様々な要因で1年間の中で運用成績の上下はあっても、数年間で見れば安定的に資産が増えています(2021年現在、世界株式型では、この運用を始めて以来、年換算での運用実績が11.38%になっています

変額保険は、運用実績次第で保険金額や解約返戻金が増加することも減少することもあるので、一般の生命保険と比較した場合にはハイリスク・ハイリターンの保険商品だといえます。

変額保険のメリットとデメリットを大きくまとめると下記のようになります。

■ メリット
・運用成果が自分自身の選択によって変わる
・運用するファンド(特別勘定)を自分で選択できる
・運用実績が良ければ保険金や解約返戻金がが増える
・将来のインフレに備えることができる
・海外株式を入れた運用先の選択で将来の為替リスクをカバーできる

■ デメリット
・運用成果が自分自身の選択によって変わる
・変額保険の理解には、一定の金融・経済の知識が必要
・運用実績が悪ければ保険金や解約返戻金が減る
・満期に受け取るお金が確定しない

変額保険

変額保険の運用シミュレーション試算表

変額保険の試算表(50歳男性_40%損金_世界株式型)

変額保険は運用によって、死亡保険金額や解約返戻金が変わります。上記は変額保険の設計書(世界株式型)の一例で、解約返戻金のシミュレーションが記載されております。
ここに記載されている―3%、0%、3%、6%という利回りは仮定の数字です。

設計書としては、最大でも6%までの想定利回りのシミュレーションしか出せませんが、実際にはもっと大きくなる場合もあります(もちろん逆に―3%より悪くも…)。

過去の運用実績を見ると、6%で運用していくことは現実的に難しくない数字と言えるでしょう。

この50歳男性の実際の事例を見ると、運用結果が6%だった場合でも、14年目(64歳)には解約返戻率が100%を超えています(支払い保険料累計 3398万円 / 解約返戻金 3427万円)

保険契約後の実際の運用実績については、各保険会社は契約者が確認しやすいような体制を整えています。

保険会社が、変額保険の運用実績確認方法のやり方を説明している動画の一例です

変額保険のまとめ

変額保険とは、契約者が保険の運用部分を株式や債券などの用意された運用プランから選んで運用することができる保険商品です。

変額保険のタイプには、終身型や定期型がありますが、法人で契約するなら保険料の一部が損金計上となる定期型を選択するのが一般的です

死亡保険金と高度障害保険金には最低保障額があるので、万が一の際には運用成績に関係なく、契約時に約束された死亡保険金は最低でも必ず受け取れます。死亡保障という点ではデメリットがまったくありません。しかし、解約返戻金や満期保険金は運用部分の成績次第であり、最低保証はありません。

変額保険は数多くある保険商品の中で、唯一、運用手段を自分で選択出来て、運用成果が自分自身に帰属する生命保険です。運用次第なので確約はできませんが、法人にとって一番資金が貯めることができる保険商品だと思われます。長期で考えられるのであれば、生存退職金の準備には非常に向いている保険です。

変額保険を提案するには、変額保険専用の保険販売資格が必要となり、保険販売員の誰でもが説明できる保険商品ではありません。ですので、保険販売資格を持った保険コンサルタントから正しい説明を受けて、変額保険の加入を検討することをお勧めいたします

変額保険のまとめ

会社経営における生命保険の活用

保険業法による規制により、保険代理店による生命保険の販売は、保障を目的として案内をすることだけで制限されており、損金性や金融商品的な提案をすることは禁じられています。そのため、「法人保険ナビ」でも提案や表現に制限があり、その許された狭い範囲の中で表現を行っています。そのため、私たちが伝えたいことを正しくわかりやすく伝えられていない部分が多く発生しているかもしれません。

そのため、効果がある本物の保険提案は、実際にお会いして経営課題をお話いただく中で提案させていただきたいのです。お会いして提案させていただく機会をいただければ、経営において非常に効果的な保険活用方法をご案内することができると自負しています。税理士や金融機関から今まで聞いたことがない本物の保険提案を味わってほしいと願っています。

また、法人保険ナビでは、既契約のお客様やメンバー様向けに、さらに具体的な生命保険の活用方法や、オーナー経営者にメリットがあるための経営ノウハウが分かりやすく書かれているメンバー専用記事を用意しています。

直接お会いして保険導入をご検討いただいている新しいお客様や、オンライン相談をさせていただいている新しいお客様にも、期間限定で開放してお読みいただけるようにもできますので、メンバー専用記事をお読みになりたい方は、ご相談の中でご用命くださいますよう、よろしくお願いします。

メンバー専用記事

有難いことに、私たちは創業から20年で、お取り引きいただいているお客様企業数は日本全国で3000社を超えました。北海道から沖縄まで拡がっています。

私たちは生命保険の提案だけにとどまらず、オーナー社長にとってメリットがある様々な提案を、公平な視点で、幅広くアドバイスをさせていただいております。

また、実際の保険導入で現在の顧問税理士先生に保険活用をご理解、ご納得をいただけないような場合には、私たちの保険提案手法や税制を正しく理解し、保険の導入から税務調査対応まで、しっかりサポートできる優秀な会計事務所を無料でご紹介することもできますので、保険の導入において顧問税理士のご理解が難しくてお困りの場合などは、こちらのサポートも併せてお任せください。



 

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