人材紹介会社が使える採用企業の情報サイト
人材採用をしたい企業が活用する求人サイトは多くありますが、人材紹介を本業としている人材紹介会社が求人募集中の企業を見つけるための「人材紹介会社向けの求人情報サイト」について解説します。
目次
人材紹介会社とは
人材紹介会社は正式には有料職業紹介という業態になります。1999年に職業安定法の改正がされて規制が緩和されました。それによって新規参入企業が一気に増加して、一大サービスに成長しました。
その人材紹介会社の形態は大きく分けると2つの形態があります。
1つは通常の「人材紹介」で、求職者と企業をつなぐ中立的な立場でマッチングをするサービスです。人材紹介会社の体制は企業担当者と求職者担当者に分かれて対応します。具体的には、RA(リクルーティングアドバイザー)が企業側の対応を行い、CA(キャリアアドバイザー)が求職者側の対応を行います。報酬形態は「成果報酬型」の場合が多く、企業は人材の採用が成立した時にだけ費用が発生します。
もう1つは「ヘッドハンティング」で、企業の必要人材に合致した人材を探し出すことを目的として動きます。企業に着手金をもらってからスタートするプロジェクト型の「リテーナーサーチ」の手法が主流です。
ほとんどの人材紹介会社は日本人の求職者を扱いますが、中には外国人材に特化している人材紹介会社も存在しています。今回は、人材紹介会社向けに企業の求人情報を提供しているサービスを紹介していきます。
人材紹介会社向け求人情報サービス
あまり数は多くありませんが、人材紹介会社向けに求人企業の情報を共有するサービスが存在しています。求人募集中の企業情報を人材紹介会社で共有することは確かに効率的なことです。
マイナビJOBシェアリング
マイナビが人材紹介会社に企業の求人情報を有料で共有しています。日本人採用の求人案件が中心です。大企業案件まで幅広くあります。ウェブサイトは一般公開されていないので、人材紹介会社はここに登録しないと求人企業の情報は見れません。案件によっては人材紹介会社と人材紹介会社をつなぐ役割にもなるので、どうしてもレスが遅くなってしまう傾向があります。利用する人材紹介会社は、登録料と採用が決まった時の成功報酬の減額(プロフィットシェア)が発生します。
zcareer platform
Zcareer platformは、求人企業・人材紹介会社・転職者をつなぐマッチングプラットフォームをうたっています。日本人採用の求人案件が中心です。新しく人材紹介事業を運営したいスモール人材紹介会社との提携に力を入れているのが特徴的です。求人案件は「未経験領域」(年収が400万以下)に注力しています。こちらもウェブサイトは一般公開されていないので、人材紹介会社は登録しないと求人企業の情報は見れません。利用する人材紹介会社は、登録料と採用が決まった時の成功報酬の減額(プロフィットシェア)が発生します。
高度外国人材に特化の人材紹介会社向け求人情報サービス
外国人採用の求人情報を共有しているサービスも存在しています。今回は、ここにスポットライトを当てて機能を紹介していきます。
ビズタッチ
外国人採用案件に特化しているネクストステージアジアが運営しています。技能実習や特定技能ではなく、高度外国人材に特化しているのが特徴的です。高度外国人材(大卒以上)を募集している企業の情報を共有します。
特長としては、提携する人材紹介会社は、事前に登録しなくても、どんな企業求人情報があるのかが見れるようになっています。つまり、事前登録の前に持っている外国人の求職者をどの企業に紹介できるかの目星をつけることができます。
他のサービスと違って、登録前に求人情報が見れるので、まずはビズタッチのウェブサイトをチェックしてみても良いと思います。
ビズタッチの登録済みの企業数
外国人の採用をしている登録企業数は1000社を超えています(2024年11月現在)。外国人の求人企業数は日本で一番多いでしょう。
ビズタッチの求人情報の特長
掲載されている求人情報はすべて、サービスを運営しているネクストステージアジアの直求人情報です。そのため、情報提携のタイムラグが少なく、企業への紹介がスムーズに進んでいきます。企業と求職者のマッチングはビズタッチの運営会社であるネクストステージアジアがすべて行ってくれるので、提携人材会社では特に作業は必要がありません。求職者側のケア業務だけになります。
ビズタッチへの登録料金
人材紹介会社が提携企業として登録しても登録料はかかりません。そのため気軽に登録できます。登録が済むと掲載されている企業に対して求職者を送ることができるようになります。ビズタッチ上で、手元にある求職者に適している企業を選んで応募をしていきます。
これは珍しい、ビズタッチだけのイージー紹介制度
ビズタッチでは、日本語能力がN1~2の人材の場合のみ、自ら企業を探すことなくビズタッチ側に求職者の情報を渡して、最適な企業を探してもらうという楽で簡単な方法があります。日本語が上手な求職者情報をたくさんお持ちの場合には非常に便利な方法です。
ビズタッチの成功報酬費用
企業と人材のマッチングが成立した場合には、成約報酬の減額(プロフィットシェア)が発生します。この成果報酬シェアについては登録時に説明があります。
高度人材の外国人に特化した人材紹介会社向けの情報サービス
今回は外国人に特化をしている人材紹介会社向けの情報提携サービスを詳しく紹介しました。外国人向けの求人情報は特殊で少ないので、ビズタッチを使って求職者情報を有効活用していくことは良い方法だと思います。ビズタッチのウェブサイトに行って、求人企業を確認してみて、使えそうであれば登録してみてはいかがでしょうか?