税務調査の流れについて
法人に入る税務調査とは、国税庁や税務署などによって、納税者が正しく税務申告を行っているかを調査することです。
法人税額の計算ミスや虚偽の申告の可能性もあるため、不正行為の防止や申告内容の確認を目的に行われます。
税務調査の種類
税務調査には、強制調査と任意調査の2種類があります。
強制調査とは
国税局が強制的に行う税務調査です。脱税の疑いがある納税者が対象で、「脱税額が1億円を超える」「脱税の隠蔽工作が悪質」のおそれがあるような場合に実施されます。強制調査の場合、納税者は税務調査を拒否することはできません。
任意調査とは
税務署が行う税務調査です。任意調査なので税務署から事前に電話で訪問日時などの連絡が入るため、突然訪問されるようなことはありません。
税務調査官には「質問検査権」が認められており、正当な理由なく帳簿書類の提示などの要求には応じなければなりません。
任意調査の流れ
調査日時の通地が行われて調査日が確定してから調査が始まります。税務調査日の前に準備できることはしっかりと準備をしておきましょう。
● 決算書(貸借対照表、損益計算書)
● 帳簿(総勘定元帳、仕訳帳など)
● 預金通帳
● 請求書、納品書、領収書
● 棚卸表
● 従業員名簿、源泉徴収簿
● 取締役会議事録や株主総会議事録
調査の実施
調査当日は、調査担当者が来て、まず事業概要の説明を求められるのが一般的です。その後は調査官からの質問があったり、帳簿や領収書などの書類を提出するように求められる場合があったりします。状況によっては職員が帳簿書類を預かったり、稀ですが取引先の反面調査を行ったりすることもあります。
調査報告書の作成
税務調査担当者は、調査内容をまとめて調査報告書を作成します。報告書には、調査結果や指摘点、修正すべき点などが記載されます。また、課税される所得が増える場合には、追加の納税が求められることもあります。
修正申告が発生した場合には、企業は修正申告書を作成し、税務署に提出する必要があります。修正申告書には、報告書に記載された指摘点や修正すべき点に対して、正しい内容を記載することになります。納付期限が過ぎているため、不足分の税額に加えて延滞税や過少申告加算税、重加算税などがかかります。
税務調査への備え
税務調査を無事に乗り切るためには、顧問税理士とうまく連携しながら必要書類をそろえ、様々な質問に上手に回答できるように準備を進めるべきです。
悪いことはしていなくても税務調査は非常にストレスを感じるものです。そのストレスに感じる税務調査を安心して乗り切るために、「税務調査専門の税理士チーム」に調査の立ち会いを依頼するという方法もあります。
税務調査専門の税理士チームとは
税務調査専門の税理士チームとは、税務調査の対応だけを専門に行っている税理士集団のことです。私たちがパートナーとして頼りにしている税務調査のプロフェッショナル税理士チームは、7名の構成員メンバーで、それぞれが各税務項目のプロで構成されていて心強いです。
インターネット上では、その構成メンバーの顔ぶれや、税務調査でどのように対処していくのかなどの多くは語れませんが、税務調査の項目ごとに、深い経験と強い人脈を持っている税務調査のプロ集団です。
現実では驚くことに、そのプロ集団の能力によって調査の結果が変わります。税務署とまじめに正面から戦えば良い結果が得られるという単純な話ではない世界があります。
しかし、本当に強い税務調査対応の専門税理士チームは、自分たちを安売りしたり、小さい案件を引き受けたりしません。子供の喧嘩に大人が出ていかないという感覚に似ています。
弁護士に依頼するのと同じように、仕事を依頼すればそれなりの費用がかかるので、本当に大ごとになりそうな調査の対策のためだけに利用すべき緊急サービスです。
税務調査専門の税理士チームの力は強力です。本当に強い税務調査専門の税理士チームは、新鮮な人脈ネットワークを維持し続けるために、構成メンバーを常に入れ替えています。このような対応は税務調査に強いとうたっている一般の税理士事務所にはできないことです。
もし緊急で「本当に強い税務調査対応の専門税理士チーム」が緊急で必要であれば、そのチームをご紹介いたしますので、税務調査専用のお問い合わせフォームからご依頼ください。